掲載日:2024年10月10日
Apple社は常にテクノロジーの最前線に立ち、私たちの生活を便利にするために新しい製品やサービスを提供してくれます。
そんなApple社が、新たに独自に開発した生成AI「Apple Intelligence(アップルインテリジェンス)」を発表しました。
Apple Intelligenceとは一体何なの?どんな使い方ができる?どんな風に私たちの生活やビジネスを変えてくれるのか?と気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで、本記事ではApple Intelligenceで何ができるようになるのか、について詳しく解説します。
ぜひ最後までご一読ください。
目次
5.Apple Intelligence(アップルインテリジェンス)のよくある質問
6.IT業界の最新情報が気になる方へオススメする最新ITガジェット!
7.まとめ
1.Apple Intelligence(アップルインテリジェンス)とは?
AppleI ntelligenceとは、Apple社が開発する人工知能(AI)と機械学習技術を集約した次世代のインテリジェンスプラットフォームです。
これにより、Appleのデバイスがよりスマートに、よりユーザーに合わせた体験を提供できるようになります。
Apple Intelligenceの対応機種は、
iPhone 16の全モデル、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max、M1以降を搭載したiPadとMacで
iOS 18、iPadOS 18、macOS Sequoiaにアップデートしたものから利用できるようになります。
リリースは2024年内に米国英語版を予定しており、日本語版への対応は2025年の予定※です。
※2024年10月時点
2.Apple Intelligence(アップルインテリジェンス)で何ができる?
2-1.賢い作文ツール(Writing Tools)
Apple Intelligenceは、ユーザーが作成した文章をリアルタイムで文法的にチェックし、誤字脱字や文法ミスを自動的に修正します。
また、長文を一瞬で簡潔な要約をする機能も備えています。要約したい文章を選択し、1回タップするだけで要約が可能になります。
この機能は、Apple製のアプリだけでなく、Google DocsやMicrosoft Wordといった他社製の文書作成ツールでも使用可能です。
2-2.画像生成(Image Playground)
2つ目の機能は、クリエイティブな画像作成や加工を手軽に行える画像生成ツールです。
Image Playgroundでは、AIを活用して新しい画像を生成することができます。
例えば、「夕日が海に沈むシーンを作成してほしい」と入力すると、AIがその指示に従って画像を生成してくれます。
また、キーボードを使って、会話の内容に合わせた新しいジェン文字を作ることも可能です。
画像マジックワンドという、メモアプリで描いたラフスケッチを関連画像に変換する機能もあります。下記画像のように、手書きのラフスケッチを、画像に変換してくれます。
また、写真アプリのクリーンアップツールも追加されます。
家族での記念写真の背景に、知らない人が映ってしまった場合でも、削除したいものを囲い、タップすることで、元の写真の雰囲気を保ったまま、不要なもののみ削除してくれます。
Googleの消しゴムマジックのようなイメージです。
このように、画像の編集、加工も直感的にできるようになり、誰でも簡単に画像の作成、編集、加工を行うことができます。
2-3.Siriの進化
Apple Intelligenceにより、Siriはさらに進化し、新しい機能が多数追加されます。
「より自然な会話が可能に」
高度なAI技術により、従来よりも自然な会話が可能になります。
一度に複数のリクエストを出すことができ、Siriが文脈を理解して適切に応答します。
例えば、「明日の予定を確認して、天気も教えて」といった複数の指示にも対応します。
また、「アラーム、いやタイマーを10分…やっぱり5分。」話している最中に指示が変わっても正確に対応してくれます。
「音声入力だけでなく文字入力にも対応」
外出先など、声を出せないシーンでは、iPhoneやiPadの画面下部をダブルタップすることで、Siriにテキストで指示が出せるようになります。
「パーソナルコンテクストを認識」
パーソナルコンテクスト=ユーザーの情報を認識できるようになります。
例:過去に送受信したメッセージやEメール、カレンダーやリマインダーに登録された予定、アプリ内で保存されたメモやドキュメント、過去の行動履歴、アプリの使用状況など
これらの情報を活用することで、Siriはユーザーが「今」必要としていることをより的確に予測し、適切な対応をします。
例えば、メールで送られた資料を探したり、リマインダーに基づいて次の予定を知らせるといったサポートが、パーソナルコンテクストをもとに行われます。
「デバイス間のシームレスな連携」
Siriは、Appleデバイス間でシームレスに連携する機能が強化されています。
例えば、iPhoneで始めたSiriの操作をMacやiPadで継続することができるため、デバイス間の切り替えがスムーズです。
さらに、Apple Watchとも連携して、リマインダーやメッセージの送信を手元で簡単に行えます。
「アプリ内やアプリ間でアクションを実行」
Siriは、アプリ内やアプリ間でシームレスにアクションを実行できるようになります。
例えば、「下書きしたEメールをAprilとLilyに送信して」と頼めば、SiriはどのEメールのことか、どのアプリにあるかを理解して処理します。
2-4.ChatGPTと連携
OpenAIのChatGPTがSiriと作文ツールに統合されることで、より多くの専門知識に簡単にアクセスできるようになります。
SiriはChatGPTを活用して、写真や書類に関する質問に対応し、作文ツールでオリジナルのコンテンツ作成も可能となります。
ChatGPTへのアクセスは無料で、アカウントの作成も不要です。
ChatGPTのサブスクリプション登録者は、自分のアカウントでログインすると有料の機能を引き続き利用できます。
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3.Apple Intelligence(アップルインテリジェンス)のセキュリティは?
Apple Intelligenceは、あらゆる段階でプライバシーを守れるように設計されています。
オンデバイス処理をiPhone、iPad、Macの基盤に組み込むことで、個人情報の処理はすべてユーザーのデバイス内で完結させることで、外部への個人情報漏洩のリスクを減らしています。
また、複雑な処理が必要な場合には、「Private Cloud Compute」技術を使用します。
この技術は、個人情報を含むデータをユーザーのデバイス内で処理することを基本としつつ、デバイスの処理能力を超える複雑な操作が必要な場合には、高度な暗号化をし、クラウドを利用して安全に処理をするものです。
これにより、ユーザーは高性能なAI機能やサービスを受けることができます。
ユーザーのデータは、ユーザーの許可なしに保存・共有されることはありません。
このような技術により、Apple IntelligenceはパーソナライズされたAI機能と、強固なプライバシー保護を両立させます。
Apple Intelligenceは、ビジネスシーンでも大きな影響を与える可能性があります。
4-1. 業務の効率化
Apple Intelligenceの便利な機能を活用し、業務の効率化ができます。
例えば、作文ツールの要約機能を使い、議事録作成の時間が大幅に短縮できます。
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4-2.パーソナライズされた顧客体験
Apple Intelligenceは、顧客のデータを利用して、よりパーソナライズされたサービスを提供することが可能です。顧客の嗜好や過去の行動に基づいて、特定の商品やサービスを推奨することができ、顧客満足度を向上させる効果があります。
例えば、Eコマースサイトでは、個々の顧客に合わせた商品提案を行うことで、売上を増加させることができます。
4-3.高度なデータ分析
AIによるデータ分析や予測機能が強化され、マーケットの変化や顧客のニーズに迅速に対応することが可能になります。
例えば、販売データの分析を通じて、新しい商品の導入やマーケティング戦略の見直しが容易になります。
4-4.社内共有も円滑に
Apple Intelligenceは、シームレスにアプリ間でのアクションを実行できるため、社内メンバー間のやりとりを円滑にすることができます。
例えば、Siriを通じて社内メンバーにタスクを割り当てたり、資料を共有したりすることが容易になります。
4-5.新たなビジネスモデルの可能性
Apple Intelligenceの技術を活用することで、企業は新たなビジネスモデルを構築するチャンスが生まれます。AIの技術を用いた、新たなアプリやサービスが誕生する可能性があります。
Apple Intelligenceによって、個人の生活やビジネスに大きな変化が訪れそうです。
日本でのリリースは2025年になる見込みですが、その動向がますます気になりますね!
新たな情報が発表され次第、こちらのブログでも紹介します。
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5.Apple Intelligence(アップルインテリジェンス)のよくある質問
Q1.Apple Intelligenceの発表があったのはいつですか?
A1.正式な発表時期は、Appleが毎年開催する世界開発者会議(WWDC)の2024年大会で6月11日午前2時頃(日本時間)でした。
AppleのCEOであるティム・クック氏が自ら発表し、世界中の開発者やユーザーに向けてライブストリーミングされ、大きな注目を集めました。
Q2.Apple Intelligence搭載モデルのchatGPTは無料ですか?有料ですか?
A2.Apple Intelligenceが搭載されるとchatGPTをアカウント作成不要で無料で使用することが可能になります。
今後はchatGPTのみならず様々なAIモデルが追加されていく予定とのことです。
またスペックについてですが、Apple Intelligenceでは、OpenAIのChatGPTの無料版と有料版(ChatGPT Plusなど)のどちらか、あるいは両方の要素が組み合わされたカスタムモデルの可能性があります。
現時点では、Apple Intelligenceで使用できるChatGPTのスペックは発表されておりません。
Q3.Apple Intelligenceはどの機種から対応しますか?Vision Proには対応していますか?
A3.現段階ではVision Proに対応予定はありませんが、今後に期待できます。
Apple Intelligenceは、iphone15Pro以降の機種で、M1移行のモデルを搭載したiPadとMacで利用できるようになり、OSのアップデートをすることで他言語対応が追加されてから利用可能になる予定です。
Q4.Apple Intelligenceはいつから利用できますか?
A4.9月19日からパブリックβ版がリリースされ、「iOS 18.1」「iPadOS 18.1」「macOS Sequoia 15.1」のバージョンでApple Intelligenceの一部機能を利用できるようになりました。(日本でも利用可能だが、現時点では英語のみの対応)
日本語での対応は向こう1年ほどで対応していくと思われます。
6.IT業界の最新情報が気になる方へオススメする最新ITガジェット!
ここまでは、Apple Intelligenceについてご紹介しました。
日本語でのApple Intelligenceの実用はまだ先になりそうですが、
ここからは、”今すぐ”活用できる業務効率化やビジネススキルアップに繋がるおすすめの最新ITガジェットについてご紹介します。
それは、高性能ボイスレコーダー「magmo(マグモ)」です。
magmo(マグモ)は、iPhoneもAndroidも全機種対応で、固定電話やパソコンでの通話・対面の会議両方が録音できるボイスレコーダーです。
MagSafe対応で、iPhoneの背面にくっつけて使います。
※Androidの場合は、付属のマグネットシールを使い、スマホとくっつけます。
録音データの再生はPCにつなぐだけ!
簡単に通話内容を振り返ることができます。
また、通話の録音だけでなく、通常のボイスレコーダーとしての機能もあり、オフラインの対面での商談や会議の録音も可能です。
会議の議事録作成に
オンライン商談の内容記録用に
顧客対応やテレアポ業務など電話対応のスキルアップに
1台持っておけば、色々なビジネスシーンで活躍すること間違いなし!
7.まとめ
本記事では、Apple Intelligenceについて詳しく解説しました。日本語対応されるまで待ち遠しいですね。
さらに本記事では、業務効率化に役立つ「magmo(マグモ)」についてもご紹介しました。
こちらは、"今すぐ活用できる"ツールとなっておりますので、ぜひ子導入し、日々のビジネスをよりスムーズに進めていきましょう!
magmo(マグモ)の詳細は下記よりご確認ください!
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